ゴー宣DOJO

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切通理作
2012.1.26 03:58

「ゴー宣道場選書」『原発はヤバイ、核兵器は安全』について

 「ゴー宣道場選書」の『原発はヤバイ、核兵器は安全』は、かつての『希望の国・日本』や『新日本人に訊け』の版元でもある飛鳥新社から、「1月下旬に発売予定」と、予告されてきました。

 飛鳥の方と共に編集を担当させて頂いている私ですが、「もうそろそろでは?」と気にされている方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

 すみません! 読者の皆様にゴー宣関連書をよりよいタイミングで手に取っていただこうと、3月初旬刊行となりました。

 

 「今月はもうお小遣いがないよ!」という方、安心してください。

 そして価格も、限界ギリギリまでリーズナブルなものにしようと調整しています。

 

 「ゴー宣道場選書」は、今度の2月12日に開催22回を迎えるゴー宣道場の中から、道場当日前後の空気を離れても、同時代的に考えていきたいテーマを書籍にして問い直そうというものです。

  

  小林さんは、責任編集の雑誌「前夜」創刊号ではあえて「小林よしのり色」を前面に出さす、旬の女優さんを表紙モデルに迎え、サブカルまで射程に入れた新しい総合誌の方向を模索しました。

 

  「ゴー宣道場選書」は小林さんが、自ら道場を主催するに至った動機や、そこで培ったものを、読者に向ってダイレクトに問いかける形で発信するオピニオンの書となる予定です。

 

 日々の不安のガス抜きや仲間作りのための「デモ活動」でもなく、すべてが受け身の「お客様」でもない。「真面目に楽しく」世の中を変えることを目指す「ゴー宣道場」。
 

小林さんの設定したあり方自体が、いまの日本人の「社会」と「己」の立ち位置に投げかける試金石でもあり、その醍醐味が、一度も参加したこともない人にきちんと伝わる本を目指しています。

 

昨日も小林さん、飛鳥の担当の方ととともに表紙デザインの打合せを行いました。

道場の持つ原石の輝きを損なわず、幅広い読者に浸透する本になっていければと思います。

皆さま、なにとぞよろしくお願いいたします!

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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